就活生「早く内定が欲しいので、早く動かなきゃなっていう気持ち」
より良い会社を見つけたいと、解禁初日から意気込む就活生。
そんな就活生の中で今、“あるワード”が話題となっている。
それは、「オヤカク」と「オヤオリ」。
「オヤカク」とは、企業から就活生の親に内定を出す承諾を得るため、確認作業をすること。
「オヤオリ」とは、企業が就活生の親を対象とした、オリエンテーションを行うことを指す。
今、就活生本人だけではなく、親世代も積極的に就活に関わる動きが広がりをみせている。
都内のIT企業では、2023年12月に初めて保護者向けの説明会を実施。
オフィスの見学、飲食を伴う懇談など、約3時間半にわたる説明会には、想定を上回る半数近くの保護者が参加した。
参加するためにかかった交通費や、宿泊費は会社が補助したという。
親の就活参加に、就活生の意見はさまざま。
就活生「(親に)反対されてしまった企業は、受けないという選択肢になると思います」、「私は自分の人生なので、親は関係ないと思います」
親が参加する就職活動には、就活生側が就職先を選びやすい、売り手市場の今だからこその事情があるという。
株式会社アシスト・林昌洋経営企画本部長「親御さんのご意向を考えながら、会社を選択する学生が多いと実感」
どこへ就職するかを親へ相談する学生も増えたことから、親にも理解を深めたい狙いがあるという。
働くイメージを、親とも共有することが新しい就活の形となりそう。
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