3月になり、企業説明会などが解禁。本格的に動き出した2025年の就活戦線。人手不足、新卒の減少などを背景に売り手市場となるなか就活イベントが相次いで行われ、各企業ブースには初任給引き上げの文字も…。
就活生
「(初任給は)20万超えていないと話にならないですし、22万、23万は欲しいかなと思います」
「有休の消化率や育休の取得率は重点的に見るようにしています」
企業側も人材の獲得にできる限りの好条件を提示。半導体関連企業は初任給1万2000円アップを決めました。
NISSYO 久保寛一社長
「初任給をこれくらい上げないと戦えないよって。もっともっと高い会社いっぱいあります。有給休暇の休日数も上げました」
賃金、休暇、福利厚生の強化、配属先の融通など労働環境の充実に加え、近年は採用に関して企業側もあるスキルアップを進めているといいます。それが就活生との人間関係。
サカイホールディングス 稲垣里央さん
「(採用担当の)面談のスキルを上げていったりとか、対人スキルを基本的には上げていって、この人と働きたいって(思ってもらう)」
さらに、採用担当者に対して就活生を「口説く力」と「見抜く力」を訓練している企業や内定を辞退されても就活生との関係をつなげておく企業も増えているといいます。
マイナビ 高橋誠人編集長
「内定後、入社をしなかった学生に関しても今後、転職とかでお付き合いがあるかもしれないので、そういう人間関係を続けるというような企業が増えてきています」
少子化、人口減少のなか、人材確保のため企業には今後、何が必要なのか。
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