【キーワードは「自由な働き方」】就活本格化　ことしも学生有利の“売り手市場”　新卒採用に多くの企業が苦戦

来年春に卒業予定の大学生らを対象にした企業の説明会が３月１日「解禁」となりました。引き続き「売り手市場」の今年、キーワードは「自由な働き方」です。
　インテックス大阪で始まった、合同企業説明会は１日と２日の２日間の開催で、５９４の企業が出展しています。
　就職情報サービス大手のマイナビによりますと、今年の新卒採用は去年に続き、学生が有利な「売り手市場」ということですが、少子化などの影響もあり、採用人数を増やす企業の割合が減少。少ない新卒学生に多くの企業がアプローチすることになり、企業は採用に苦戦すると予想しています。
　厳しい採用環境のなか企業側は、より自由度の高い、魅力的な職場環境を提供することが求められているといいます。
（マイナビ就職情報事業本部　長瀬拓朗統括部長）「リモートワークができなかったり、自由な働き方がしづらいような、そういった業界というところに関しては採用が苦戦する傾向にあります」
　この会場では２日間で約９０００人の学生の来場を見込んでいます。