12日、福岡県久留米市のホテルにスーツ姿の大学生たちが集まりました。
■学生
「失礼いたします。」
久留米大学が独自で開催している就職合宿です。
■3年・森美咲さん
「同じ志を持っている人の中で合宿を受けることで、自分の就職活動への志が高くなる。」
大学で20年以上続いてる恒例のイベントですが、新型コロナの影響で宿泊を伴う合宿は4年ぶりです。就職活動が本格化する前に集中的に対策をすることで、本番に向けて気持ちを高めてほしいという狙いがあります。
スケジュールは1泊2日で、面接やSPI試験対策など盛りだくさんの内容をみっちり学ぶことができます。
■3年・吉田修也さん
「2日間を通して自分の足りないところを自覚して、残りの少ない時間で自分の弱みを少しでも改善できるよう心がけたい。」
社会人としてのマナーを学ぶ実践的な練習も行われました。
■講師
「ありがとうございました。はい、どうぞ。」
■学生たち
「ありがとうございました。」
13日には就職試験の本番さながらに、企業の人事担当者による模擬面接も行われるという充実ぶりです。
■3年・本田美咲希さん
「一番印象に残っているのはマナー講習。今まで面接の練習を何回かしてきたが実践していた動作が間違っていたと気づく場面が多くて勉強になりました。」
■3年・森美咲さん
「実際にロールプレイをすることで就職活動への緊張感がいい意味で高まって、これからよりよい就職活動ができるスタートが踏めた。」
一方、北九州市では海の上での職場体験が行われました。
会場となったのは、海上で警備や救難業務にあたる門司海上保安部の巡視船「きくち」です。将来、海上保安官を目指す高校生や専門学校の学生たちおよそ40人が参加しました。
参加者たちが体験したのは鑑識業務です。海上の船で事件や事故が起きた際、現場で指紋や遺留物などの捜査の手がかりを集める重要な業務です。タイルに残された指紋に、砂鉄や専用の粉末をかけていきます。
■鑑識デモンストレーション
「指紋の線が途切れている場所、分かれている場所をそれぞれ12個見つけたら、指紋が同じ人はいないので、12点一致する人はいないので。」
■救助デモンストレーション
「もしもし海上保安庁ですか。海で人が溺れています。助けてください。」
ヘリコプターから海上の人命救助などを行う機動救難士から、AEDの使い方や救助者の気道を確保する方法などを直接、指導を受けていました。
■専門学校生
「海上保安庁の船は乗ったことがないのでいい体験になりました。」
「ことし受けます。救助の方はあまり女性が活躍されていないようだったが、救助をやってみたいと思いました。」
就職活動はまもなく本格化します。参加者にとっては、将来に向けた充実した時間になったようです。
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