(50代の男性教員)
「間違ったことも正せないような法人に、まともな教育をする能力というのがあるとは思えないですね」
こう話すのは、大阪産業大学経済学部で授業やゼミを担当していた50代の男性教員。男性教員によりますと、10年以上前に当時の学部長に対して「履修登録していない授業の単位を留学生に対して不正に認めようとしている」と指摘したことなどをきっかけに、学部の教授らから必要な経費が承認されないなど嫌がらせを受けるようになったといいます。
学校法人の相談窓口や産業医にも相談しましたが、嫌がらせは続きました。2年前からは“授業の進め方をめぐって学生から苦情があった”としてゼミの担当を外され、さらに今年4月からは全ての授業から外されます。
(50代の男性教員)
「プライドがズタズタ。大学教員としての存在価値はもう無い状態ですよね」
男性は精神的苦痛を受けたとして、大学側に授業やゼミを担当する労働契約上の地位の確認や慰謝料700万円などを求め、裁判で争うことを決めました。
(50代の男性教員)
「私の担当している授業だとか、そういったところの学生に対してのサービスというのが毀損されていく。忸怩たる思いですね」
大阪産業大学はMBSの取材に「個人に関わることなので一切お答えできない」としています。
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