【終了】4/17 sun. サミュエル・フラー福岡連続上映!

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「映画とは、戦場のようなものだ。愛、憎しみ、アクション、暴力、そして死。要するに、エモーションだ。」
ゴダールの『気狂いピエロ』で吐いたセリフで世界に再発見された映画監督、サミュエル・フラーの作品3作を福岡で一挙上映!
ゴダールはもちろん、マーティン・スコセッシやスティーブン・スピルバーグ、ヴィム・ヴェンダースほか、
今では映画界の重鎮となった監督たちの若手時代を見守り、影響を与えた知られざる存在が残した作品を、今こそお見逃しなく!

 

※ご予約は、ページ下部の予約フォームからお願いいたします。

■日時

2016年 4月 17日 (日)

①『チャイナ・ゲイト』  12:30~14:30

②『裸のキッス』    15:00~17:00

③『ショック集団』     17:30~19:30

※すべてboid主宰樋口泰人氏の上映後トーク付。
※開場は15分前

 

■チケット:

1作品/1,500円

3作品セット券(前売のみ)/3,000円

 

Facebookイベントページ https://www.facebook.com/events/232552790431747/

 

■作品情報

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『チャイナ・ゲイト』
CHINA GATE/1957/アメリカ/97分/BW/シネマスコープ/製作・脚本・監督:サミュエル・フラー/撮影:ジョセフ・バイロック/ 音楽:ヴィクター・ヤング/出演:ジーン・バリー、アンジー・ディッキンソン、ナット・キング・コールほか/ CHINA GATE ©1957 MELANGE PICTURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

『鬼軍曹ザック』(51)以来、フラーはジャンルを問わずアジアを舞台にした作品を数多く手がけている。本作もそうした一本。
第一次インドシナ戦争時の1954年(仏領インドシナからフランスが撤退した年)。かつて朝鮮戦争で戦ったアメリカ人ブロックとゴールディは、今や傭兵としてインドシナでフランス外人部隊に所属していた。やがてブロック率いる破壊工作班が、敵地を潜り抜けて中国国境にあるベトミンの軍需品集積場を爆破しに行くことになる。彼らの案内役に雇われた欧亜混血女性リーアはもともとブロックの妻だったが、彼との間にもうけた息子共々捨てられていた。現在五歳となったこの息子が、東洋人的風貌の持ち主だったためである。案内役を果たす見返りとして、リーアは息子を合衆国へ避難させる約束を仏軍と交わしている。やがて一隊は、危険な任務を遂行するべく出発する……。
“ラッキー・レッグズ(幸運の脚)”の愛称で呼ばれるリーア役を演じるのは、アンジー・ディキンソン(登場場面からその長く美しい脚がシネマスコープ画面で強調される)。白人と有色人種(この場合は混血)の恋愛描写は、『東京暗黒街・竹の家』(55)から始まり、本作を経て『赤い矢』(57)、『クリムゾン・キモノ』(59)へと引き継がれる、異人種間ロマンスの成就を積極的に描いたフラー作品の系譜に属する。偏狭な白人兵ブロックと対照されるのが、人間的暖かみに溢れた黒人兵ゴールディである。自らの分身めいたこの役にスター歌手ナット・キング・コールを起用した(同役は、脚本段階では黒人を想定して書かれていなかった)点にも、人種的偏見を自作で打ち破ろうとする作家の意思を感じさせよう。

 

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『裸のキッス』
THE NAKED KISS/1964年/アメリカ/91分/BW/1.78:1/製作・脚本・監督:サミュエル・フラー/撮影:スタンリー・コルテス/ 音楽:ポール・ダンラップ/出演:コンスタンス・タワーズ、アンソニー・アイスリー、マイケル・ダンテほか/ THE NAKED KISS ©1964 F&F PRODUCTIONS,INC. ALL RIGHTS RESERVED.

『ショック集団』(63)に続いて同じ製作者の下で撮られた本作には、美術のルーリーや撮影のコルテスほか、前作の主要スタッフがそのまま引き継がれている。
横暴なヒモに反撃して大都会を逃げ出した売春婦のケリーが、グラントヴィルという名の小さな町にやって来る。ケリーは早速地元の警察署長を相手に“商売”をするが、そのとき署長は彼女に町を出てゆくように言う。しかしケリーはその警告に耳を貸さず、これまでの生き方を捨てて町の病院で肢体不自由児の世話をする看護師助手として働き始める。やがて彼女は、署長の親友で町の名士であるグラントと知り合い、恋に落ちる。だが夢のような交際期間を経ていよいよ結婚となったとき、ケリーはグラントの抱える恐るべき秘密を知ることになるのだった……。
冒頭、コンスタンス・タワーズ演じる主人公ケリーが自らを搾取してきたヒモを叩きのめすアクションの強烈ぶりは、最初の一撃で観客の急所をとらえて離さない、フラー映画ならではの“つかみ”が最大限の効果を発揮した場面だと言えよう。この元売春婦が一見平穏な田舎町に潜む不誠実・悪意・偽善・不寛容・憎悪と孤独に闘う姿を描き出した本作においては、『拾った女』(53)や『チャイナ・ゲイト』(57)、あるいは『四十挺の拳銃(57)』に登場した、偏狭な男性社会の中で奮闘する気丈なヒロイン像が最も純化されたかたちで差し出されている。

 

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『ショック集団』
SHOCK CORRIDOR/1963年/アメリカ/101分/BW(パートカラー)/1.78:1/製作・脚本・監督:サミュエル・フラー/撮影:スタンリー・コルテス/ 音楽:ポール・ダンラップ/出演:ピーター・ブレック、コンスタンス・タワーズ、ジーン・エヴァンスほか/ SHOCK CORRIDOR ©1963 F&F PRODUCTIONS,INC. ALL RIGHTS RESERVED

フラーの大ファンとして知られるジャン=リュック・ゴダールが、1965年度のベストテン映画の一本に挙げた神話的傑作。
新聞記者ジョニー・バレットは、精神病院で起こった殺人事件を解明することで、手っ取り早くピューリツァー賞を受賞しようと野心を燃やしている。彼は嫌がる恋人キャシーに無理矢理妹のふりをさせ、近親相姦的欲望を抱く性倒錯者を装って院内に潜入し、殺人を目撃した三人の患者に接近して下手人の正体を暴こうとする。その三人とは、共産主義者に洗脳された朝鮮戦争帰還兵、南部の大学で人種差別待遇を受けた黒人青年、原爆開発に寄与した天才科学者である。しかし周囲に感化されたジョニーは、やがてキャシーのことを本当に自分の妹だと思い込み始め……。
本作の主要舞台と呼べる病院内の長く無限に続いてゆくかに思われる廊下は、低予算の厳しい制約下、ジャン・ルノワールとの名コンビで知られる美術監督ユージーン・ルーリーが偽の遠近法を活用するなど独特の創意を発揮して作り上げたセットである。ルーリーのセットを少ない光源を用いて見事な白黒画面に収めたのは、『偉大なるアンバーソン家の人々』(42)や『狩人の夜』(55)の名撮影監督スタンリー・コルテス。誇大な野心に潜む狂気が病院内の患者や電気ショック療法のおかげで増幅されたジョニーは、ついにこの不気味な廊下で発狂する。廊下の時空が激しく歪んで彼の譫妄状態とシンクロするその瞬間の視聴覚表現は、まさしく衝撃的としか言いようがない。

 

■上映後トーク

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樋口 泰人
boid主宰。爆音映画祭プロデューサー。
映画や音楽の世界で全国的に支持されるカルチャー界の巨人。boidでのビデオ、書籍、CDの製作・発売、映画の配給のほか、全国を巡回し、福岡でも冬の風物詩となりつつある爆音映画祭で大音量かつ良質の作品を日本中に届けている。今回の「サミュエル・フラー連続上映」配給も氏によるものであり、日本公開から36年ぶりにオリジナルバージョンで蘇る『地獄の黙示録』の全国への配給など、この他にもさまざまな企画を展開している。

 

会場 :

清川リトル商店街

福岡市中央区清川2-4-29 新高砂マンション1F

主催:Cinema tocoro

共催:清川リトル商店街(スペースRデザイン)

配給:boid

 

 

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 <1作品券>『チャイナゲイト』12:30開演 <1作品券>『裸のキッス』15:00開演 <1作品券>『ショック集団』17:30開演 <3作品セット券>

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