2015年上半期 劇場公開映画ベスト5

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2015年も折り返しとなりまして、そろそろMIKADO初のベスト記事を書いてみようじゃないかということでやってみました。
原則として、「劇場公開」された「新作映画」のなかから選出することとしています。

 

Rikuto Yoshii

殿堂入り マッドマックス 怒りのデス・ロード

1.セッション

2.パレードへようこそ

3.君が生きた証

4.ピッチ・パーフェクト

5.誘拐の掟

 

 

 

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は現時点で8回鑑賞。最小限ながらユーモアに富んだ台詞、ビジュアルの作り込みとそのディテールの細かさ、そして「アクション」の1つ1つで広大なバックグラウンドや膨大な要素が語られ、観るたびに発見があり、語る言葉が豊かになっていく・・・というのも何度も観たくなる理由の1つだが、それよりもとにかく、すげーー!!やべー!!という映画で何度も観たいし、観ないとムズムズしてくるドラッグ感さえ備えてしまった大傑作。こんなものをリアルタイムで観ることのできる喜びと興奮、もしくは「何か」で落涙を禁じ得ない。鑑賞1回目、2回目…とかでベストを作ってしまおうかと迷ったくらいで、もう2015年上半期の1位とかそういうレベルではありませんのでいきなり反則的ですが殿堂入り。

1位の『セッション』は、音楽の「楽しさ」とかそんなもんねえから!というのがもう好き。主人公ニーマン君をはじめ、安易に観客の同情を誘うことをせず、狂った奴らがひたすら暴れ回ったあげくにラストでカタルシスが溢れ出す。あえてニーマン君を「クズ」と呼ぶなら最大限の愛を込めて呼びたい。2位の『パレードへようこそ』はテーマ、出演者をみて、あとはイギリス映画であればほぼ間違いなく傑作であるという鉄則を裏切らなかった。ダンスシーンもしっかり入ってて最高。3位以下はほとんど順不同。『君が生きた証』は、中盤になって観客に明かされる事実に心がかき乱され、一気にテーマの深みが増す。観終わった後なかなか整理がつかなかった。4位の『ピッチ・パーフェクト』は、久々に劇場公開されたアメリカン・コメディ。原語を聞き取らないと理解できないギャグだったり、ある程度のリテラシーが要ったりはするけども、僕の観た回では笑いが起きまくってて最高でした。劇場に響くアカペラが気持ち良い。5位の『誘拐の掟』は、映画評論家の小柳帝さんに良かったよと教えてもらっていなければスルーしかけていた傑作サスペンス。冒頭の5分で、これから始まるこの映画は間違いなく面白いと確信できる。機知に富んだ皮肉屋のホームレス少年とのやり取りが良い。

2015年上半期は劇場で64本鑑賞。映画で描かれるのは常に何がしかの「戦い」であり、また「アクション」は映画の不可欠な構成要素。そのなかでも、「アクション映画」としてジャンル映画的に楽しませながら、微塵も説教臭くなることなくずしりと響くメッセージを語り、そしてそれぞれに(ウォーボーイズの名も知らぬ一人にだって)人間性を垣間見させる登場人物たちで溢れる『マッドマックス 怒りのデス・ロード』という生涯に残る大大大傑作をスクリーンで拝めたことにひたすら感謝の念を覚える。まだまだ言葉を尽くしても尽くし足りないが、スペースも限られているのでこの辺りで。

あとは『あの頃ペニー・レインと』を入れるとするならば『セッション』の次あたりだなとか、『マップ・トゥ・ザ・スターズ』とか『滝を見にいく』も良かったけど去年公開の映画だしなとか、『激戦』『インヒアレント・ヴァイス』も捨てがたい、とかいろいろありますが、とりあえず下半期は『The Peanuts Movie』がどうしたって楽しみです。

 

 

Yusuke Morishige

8EmDswi

1.恐怖分子

1.マッドマックス 怒りのデス・ロード(同率)

3.海街diary

4.セッション

5.薄氷の殺人

 

 

 

 

「新作映画」という原則を無視して生涯ベストが既定路線の『恐怖分子』独走に神懸かった追随を見せた『マッドマックス 怒りのデスロード』の爆走がハイライトだった。野球で言えば上位2作品は20ゲーム差で圧倒的に突き抜けているわけだが、もちろん3位以下も傑作であった。特に『セッション』は、最終的には長澤まさみ・広瀬すず連合艦隊に森重が蜂の巣にされて陥落し4位にまで後退を余儀なくされたわけだが、鑑賞直後は生涯ベスト3にも入る勢いでセンセーションを巻き起こした。

思えば、前半は『アメリカン・スナイパー』や『フォックス・キャッチャー』が例年であれば年間ベストにだって入ってくるであろう傑作だったところに、「Whiplash」のムチの音が響き渡り、前途の希望に満ちた「Caravan」が始まった。MIKADOの活動も一気に勢いづき、息継ぎをするようにして映画館にたどり着く日々を過ごし、結果として『マッドマックス』がフューリーロードをブチ上げたわけだが、まさか『薄氷の殺人』がランクに残るとは。正直自分でも意外だった。

キーワードは「空気」
言外に描かれた映画の文脈が細やかで丁寧であるほど、匂いたち、包み込まれるようにして映画を浴びることが出来る。もはや生活習慣となったこの時間は、『恐怖分子』の”本筋に関係のない音”の描写によって至福を迎えた。路端のアパートから漏れ聞こえてくる洗濯機の音や、ビルの間をこだまするエンジンの鼓動とタイヤの粘着音。いつか訪れたのではないかと思わせすらする風景の日常的な描写が、スクリーンと私の間の空気を永遠に感じさせた。同様のことが色や温度の作り方によっても言えるのだが、ともかく、今回ランクインしたアジア映画3つの鑑賞時には、いずれも上映中に座席で深呼吸をしたものだった。反対に、『マッドマックス』と『セッション』は、空気圧で息ができないほどに圧巻の感覚破壊映画であった。そして、これらの体験はどのように高級な設備を導入しても一般家庭では露も味わえないものだということを、最後に付しておきたい。

とまあ、持ち前のロングブレスを活かして一気呵成に語り上げたわけだが、映画の評価は時間や出来事で大きく変容するものである。一体このランキングが年末にはどうなっているのか。ぜひ楽しみにお待ちいただきたい。

 

 

Masataka Ueno

1.Mommy/マミー

2.トイレのピエタ

3.海街diary

4.バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

5.マッドマックス 怒りのデスロード

 

 

 

 

 

 

 

上半期1月から3月はあまり映画館で観れていないので、これからDVDで追いかけるところだが、劇場鑑賞した作品の中からベスト5を選出しました。

『Mommy』は監督自身の話題性に加えて画面サイズの話やらあの名シーンやら、色々と話題に上がっている作品だ。しかし、小手先のテクニックだけでなく、この映画は映画が総合芸術と言われる様に物語、美術、音楽共に素晴らしかった。グザヴィエ・ドラン監督の作品はどれも衣装やら色使いが凄いと思っていて、毎作楽しみにしている。今回のあの名シーンは忘れないだろう。現在公開中の主演作「エレファント・ソング」では、頭のキレる精神病患者の役を見事に演じている。DVDでももう一度観たい映画。

2位の『トイレのピエタ』も同じ様にアーティスティックなシーンが脳裏に焼きつくほどに綺麗で印象深かった。主演の野田洋次郎はRADWIMPSで活躍するミュージシャンながらも、その独特の間のとり方と存在感で役者としても十分な魅力を発揮していてた。隣の病床のリリー・フランキーはこの映画でもほっこりする役を演じており、映画のバランスをとるのに欠かせない存在となっている。

ほっこりするリリー・フランキーと言えば3位の『海街diary』でもそうだった。劇中の博多弁っぽい喋り方には親近感を覚えた。理想の飲み屋で出くわしたいタイプのおいさん。香田4姉妹(綾瀬はるか・長澤まさみ・夏帆・広瀬すず)には、森重さんと同じく轟沈です。綾瀬はるかの主婦力、長澤まさみの女子力、夏帆の中性感、広瀬すずの無垢さと驚きの運動能力、それぞれの長所がマッチした作品だった。

4位『バードマン』は昔のバットマンシリーズのバットマン役の人だとは気づかずに観たのだが(ガラッと顔が変わるとわからん)、女評論家に対してマイケル・キートンが「芸術家になれなかったやつが評論家になる」って言ってたシーンがとても気に入って、「そうだ!そうだ!」と心の中で拳を掲げたのでした。物語は複雑な家庭事情もあって、劇場内のそこかしこで常に問題が起こっていて、更に空想のシーンがいきなり始まったりするものだからダレが無く楽しめた。

5位『マッドマックス』公開前にメルギブソン版3作を見直して準備万端で観に行きました。ヒャッハー軍団の車がヤバすぎて、帰宅までの運転がアグレッシブになった方もいるのでは。ドラムとギターの奏者が乗った車とそのシーンの音楽でアドレナリンが出て、チェイスシーンはずっと見入っていた。マックスの愛車インターセプターが冒頭でクラッシュさせられその後、四駆に改造されてしまうのだけが残念(そうしないと出番がなかっただろうけど)。そして4DXでヒャッハーしたかった。。

好きになったシーンがあればその映画はその人にとってひときわ輝いて見えるのかも知れません。スクリーンからの反射光を脳裏に焼きつける。
それが最近の僕の映画の見方のようです。
2015年後半戦は既に始まっております。下半期はどんな映画に出合えるのかワクワクしてます。そして年末にはいよいよスター・ウォーズの最新作が公開!!見逃せません!
楽しい映画ライフをお過ごしくださいませ。

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